サウジアラビア

【サウジアラビア】SAPTCOの長距離VIPバスでバーレーンとの国境の街、コバールへ1泊2日の小旅行【女1人旅】

前回の電車でダンマーム旅に引き続き、今回はSAPTCOというサウジアラビアのバス会社の長距離バスを利用して、コバール(アル・コバール)という海沿いの地方都市へ行ってきました。

前回行った、ダンマームのすぐお隣の街です。(ダンマーム旅の記事↓)

Contents
  1. コバールってどんなところ?SAPTCOバスとは?
  2. SAPTCO VIPバスに乗ってリヤドからコバールに向かう
  3. 本日の宿は、Ascott Corniche Al Khobar
  4. 一旦カフェ(SOIL)で休憩
  5. サウジアラビアの科学博物館、SciTechへ
  6. New Corniche Khobarで夜の散歩
  7. 夜ご飯はSoul Bowlでサラダをテイクアウト
  8. カフェ(Line)とティーハウスをまたぐ
  9. Ajdan Walkで昼食
  10. Khobar Sea Frontを散歩
  11. ショッピングモール、Al Rashid Mallをぶらつく
  12. バス待ってる間にまたカフェ(AVORA)
  13. SAPTCO VIPバスに乗ってコバールからリヤドへ帰る
  14. まとめ:バスが意外に快適だった

コバールってどんなところ?SAPTCOバスとは?

コバールってどんなところ?

コバールは、サウジアラビアの東側に位置する、海沿いの街です。バーレーンとの国境の街でもあり、陸路でバーレーンに行く時に絶対に通る街です。

すぐ隣には、石油会社アラムコの本社があるダーランという街があって、ダンマーム(ダンマン)、ダーラン(ザフラーン)、コバール(アル・コバール)は石油産業で栄えています。

私が調べた限りでは、コバールに遺跡のような観光スポットは無く、南の方はほとんどリゾート地になっているようです。

SAPTCOバスとは?

SAPTCO(Saudi Public Transport Company)は、サウジアラビアの長距離バス会社です。

サウジアラビア国内各地だけでなく、UAEやヨルダン、バーレーンなどにもSAPTCOバスで行くことができます。

国内便は目的地によりますが、普通のバスとVIPバスの2種類あります。
※例えば、リヤドから今回行くコバールへはVIPバスのみ運行しており、リヤドからダンマームまでは普通のバスのみ運行しています。

SAPTCO公式サイト↓
https://saptco.com.sa/en-us/homepage

SAPTCO VIPバスに乗ってリヤドからコバールに向かう

SAPTCO VIPバスの集合場所、Rahty Homeへ

SAPTCO VIPバスのリヤドでの待ち合わせ場所は、Rahty Home Hotel Apartmentというところでした。

建物の中に入るとバス用の受付があるので、ここで予約していることを伝え、身分証を見せ、チケットを発行してもらいます。発行されたチケットは、バスに乗る時に運転手さんに見せます。

予約サイトには、車内持ち込み荷物は7kgまで、預け荷物も重さ上限あり、発車1時間前には待ち合わせ場所に来てください、などなど記載されていましたが、荷物の重さを量られることはなく、1時間前に来ている人は私を含め3人のみでした。

SAPTCO VIPバスの座席やサービスなど

座席はチケット予約時に自動的に割り振られますが、前方が女性用、真ん中は家族、後方は男性用になっていました。

各座席には映画が見られたりゲームができたりするディスプレイが配置されており、充電も可能で、ディスプレイにUSB-A、座席横にCタイプのコンセントがあります。

シートベルトもあって、みなさんシートベルトちゃんとしてました。

席に着くと、運転手さんから軽食・飲み物・ティッシュ・イヤホンが入った小箱をもらいました。

足元も広いですし、想像していたより快適でした。

リヤドから4時間半、コバールへ到着!

5時間かかるはずだったところ、4時間半で到着しました。

バスは、mercureホテルの前で泊まるのですが、ここから泊まるホテルまで歩いて10分くらいだったので、ホテルまで歩きました。

本日の宿は、Ascott Corniche Al Khobar

Ascott Corniche Al Khobarに1泊

Khobarでの宿はAscott Corniche Al Khobarを選びました。

理由は、科学博物館(Scitec)や海岸沿いの公園に歩いていける距離にあること、Google Mapsのレビューが星4つ以上の高評価であること、あとはAscottグループの30%オフクーポンを持っていたためです。

一番安いキングサイズベッドの部屋を予約し、金額は、30%オフクーポンと、雀の涙ほどのAscottポイントをオールインして、約420リヤル(16,400円くらい)でした。

海が見える部屋もあるのですが、100リヤルくらい違うのでやめました。

サウジアラビアは安くて良いホテルを見つけるのが、なかなか難しいかと思います。

レジデンスホテルなので、キッチンや洗濯機もあります。

バスルームにはシャワールームだけでなく湯船もありました。

一旦カフェ(SOIL)で休憩

コバールのおしゃれカフェ、Soil Roastersで休憩

バスの中で飲んだ水とフルーツジュース以外、朝から何も口にしていなかったので、何か食べようとカフェSoil Roastersへ入りました。

サウジアラビアのカフェは何故か、絶対にアーモンドクロワッサンがあります。そして美味しいです。鬼カロリーですけど…

カプチーノ17リヤル(670円)、アーモンドクロワッサンが22リヤル(860円)でした。

サウジアラビアの科学博物館、SciTechへ

Scitechでまずはサウジアラビアの各地方の特色について学ぶ

科学博物館であるScitechに来ました。
チケットをネットで買いたかったのですが、公式サイトから購入できなさそうだったので、現地で購入しました。料金は23リヤル(900円)でした。

まず最初に1階にある博物館で、なぜScitechが建てられたか、Khobarの特色などについての展示を見ていきます。

サウジアラビアの各地域の図と説明を見ながら、全部の地域に行ってみたいなと考えたりしました。

ちなみにコバールは上記画像の右側(茶色?オレンジ色?の部分)、Eastern Regionの一部で、サウジアラビアの中で最も工業が盛んな地域だそうです。石油会社であるアラムコの本社があるのも、この地域です。

一般的な科学博物館+サウジアラビア特有の展示内容

宇宙の話や地球の話など、展示内容は一般的な科学博物館とあまり変わりはありません。
参加型で学べる展示が多かったように思います。

サウジアラビアにある科学博物館なので、ラクダなどの砂漠に住む生物についてや、マングローブ林についての説明がありました。

ここで突然問題です。ラクダは体内の水分を何%失うと命に関わるでしょうか…?

正解は…

40%でした!
人間は体内の10%の水分を失うと命に関わるので、それを考えるとやっぱりなかなか水にありつけない砂漠仕様なのかなって感じですね。

まさかの科学博物館の中に大きい水槽が設置されており、ウミガメやウツボ、サメまでいました。
中くらいの水槽もたくさん置いてあって、色んな魚が展示されていました。
金魚とかもいたけど・・・

コバールに水族館は無いのですが、ここで水族館に来た気分も味わえました。

New Corniche Khobarで夜の散歩

New Corniche Khobarを散歩する

海岸沿いによく整備された綺麗な公園が続いているので、ここを少し散歩しました。

上記画像の左側に見える、緑色に光っているタワーは、Khobar Water Towerといって、コバールのシンボルのような建物です。

タワーだからといって中には入れないようでした…

ただでさえ湿度が高いコバール、海沿いは更に湿度が高くてベッタベタになりながら、ひたすら歩きます。

野良猫が出産ラッシュだったのか、たーーーくさんの子猫がいました。

これは、公園にあったAlardha Squareというものですが、サウジアラビアのアルダという民族舞踊(剣舞)をイメージして作られたそうです。

サウジアラビアにいる間に、実際にアルダを見てみたい…

夜ご飯はSoul Bowlでサラダをテイクアウト

Soul Boulという健康食レストランの食事をテイクアウト

本当は、ホテル近くのアラブ海鮮レストランに目をつけていたのですが、ベッタベタで早くホテルに戻りたいし、長時間バスに乗って心身ともに疲れていたので、サラダ屋さんであるSoul Bowlで夕食をサクッと買って、ホテルに戻ってきました。

想像以上に美味しい健康食でした。(が、食べ過ぎなので不健康)

カフェ(Line)とティーハウスをまたぐ

まずはカプチーノを飲みにLineというカフェへ

コバールの観光スポットにほぼ行き尽くしてしまったので、2日目はカフェホッピングとショッピングモールに行くことにしました。

カフェホッピング1件目は、Lineというカフェです。2階に焙煎機が置いてあるので、ここのコーヒーが不味いわけがないと思いつつ、カプチーノを注文。

やっぱり美味しかったです。

サウジアラビアのカフェは全体的に味のクオリティが高くて、日本でカフェ巡りするよりも、安定的に美味しいコーヒーに出合える確率が高いと思います。

ティーハウス(店名読めない)でカラクティーを飲む

カフェホッピング2件目は、カフェLineのすぐ近くにあるティーハウスです。

Google Mapsのレビューを見ていて、サレップというランの仲間の植物の塊茎を使った中東の飲み物目当てで行ったのですが、「La(ない)」って言われてしまい、カラク(スパイスが入ったミルクティー)を頼みました。

甘さ控えめで頼みましたが、ちょうど良い甘さでアッツアツで、ホッとする味でした。
肌寒い夜に飲んだら最高でしょうね。

Ajdan Walkで昼食

海沿いのレストラン街、Ajdan Walkでランチ

カプチーノ、カラクと、お腹タップタプの状態で、Ajdan Walkという場所に昼食を食べにきました。

サウジアラビアには、飲食店だけが集まったモールみたいなところが結構あるのですが、Ajdan Walkも同じように、飲食店のみが集まった場所です。

すぐ隣に映画館もありますが、見事に全部カフェかレストランです。

せっかく海沿いの街に来たのに海鮮を食べられていないので、海鮮が食べられそうな地中海料理屋さん、Elaiodendro Restaurantに入りました。

それなりの値段は覚悟していたのですが、想像の上を行く値段設定で、メニューを見ながらあたふた…

結局、平日の昼間ということでビジネスランチセットがあることに気付き、79リヤル(3,100円くらい)のサーモンリゾットランチを注文。

お高いだけあって、とっても美味しかったですし、久しぶりに鮭を食べられて幸せでした。

(サウジアラビアのスーパーにも普通に鮭は売っているのですが、いかんせん高くて、普段はチキン・エビ・卵からタンパク質を摂取しています…)

Khobar Sea Frontを散歩

綺麗な海を眺めながらKhobar Sea Frontを散歩

Ajdan Walkから歩いて5分、またもや海岸沿いの公園にきました。

昨晩歩いた場所よりも南側にある公園です。

走る人用のレーンも整備されており、夜になったら誰か走ってるのかなーと思いながら、炎天下の中、誰もいない公園、Khobar Sea Frontを汗だくで歩きます。

レンタサイクルのお店もありましたが、私が行った時間帯(13時過ぎくらい)は閉まっていました。

Ajdan Walkから海岸沿いをずーっと15分か20分くらい歩き、ザ・記念撮影スポットに到着。

隣には、アラビア語バージョンの記念撮影スポットがありました。

Uberを呼んで、次の目的地へ向かいます。

途中、海沿いに、真っ白で美しいモスクを見かけました。2015年にできたモスクだそうですが、見事に真っ白です。よく手入れされているんですね。

ショッピングモール、Al Rashid Mallをぶらつく

Al Rashid Mallというショッピングモールに行ってみた

「Khobar sightseeing」で検索をかけた結果出てきたショッピングモール、Al Rashid Mallに到着。サウジ国内で最も大きいショッピングモールの1つだそうです。

まだ一部建設途中みたいで、営業していないエリアもありました。

地下はスークをイメージして作られていて、アバヤ屋さんや宝石屋さん、雑貨屋さんなど、さまざまなお店が並んでいました。

上階は、リヤドにあるショッピングモールと内容はあまり変わらず、ハイブランドや薬局、ゲームセンターやフードコートがありました。

バス待ってる間にまたカフェ(AVORA)

バス停から近いカフェ、AVORAでバスを待つ

カフェホッピング3箇所目。バスの時間が近づいてきたので、バスの待ち合わせ場所近くのカフェAVORAで、抹茶ラテを頼みました。

ここだけじゃないのですが、抹茶ラテをサウジアラビアで飲もうとすると、1000円くらいします。安くても900円弱。

でも今日はもうすでにコーヒーを1杯飲んでいたので、コーヒー以外の飲み物ということで美味しい抹茶ラテにしました。

SAPTCO VIPバスに乗ってコバールからリヤドへ帰る

SAPTCO VIPバスに乗ってコバールからリヤドへ

バス出発の1時間前になったので、待ち合わせ場所であるMercure Al Khobar Hotelへ来ました。

上記画像の右側に写っているところが、バスの受付です。

予約があることを伝え、身分証を見せて、チケットをもらいました。行きと同じ流れです。

運転手さんが行きと同じ人で、「また君か!ウェルカム!」と言われつつ、乗車します。

帰りの軽食ボックスの中身は、上記画像の通りでした。
真ん中に写っているこのクロワッサン、スーパーでたまに爆買いしている現地人がいるので気になってたのですが、味は、日本のコンビニに売っているしっとりとしたチョコクロワッサンとほぼ同じでした。

コバールからリヤドへの帰りのバスは、行きより少し料金が安くて、85リヤル(約3,300円)でした。

まとめ:バスが意外に快適だった

以上、SAPTCO VIPバスを利用して、リヤドからコバールへの小旅行記録でした。

行く前に、バスは結構辛いかなーと思ったのですが、ゆったりした座席でWiFiも用意されていますし、充電にも困らないので、快適な旅でした。

コバールに歴史的建造物は無いようで、観光するにはスポットが乏しいですが、海が綺麗ですし、ゆったり過ごすには良い街だったと思います。

南の方はほぼビーチリゾートなので、私が観光したのは北の方のみとなります。

もしも(たぶん無いけど)、ビーチリゾートや南の方のどこかにも行くことがあったら、またそれはそれで記事を書こうと思います。

以上!

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