2024年2月の頭に、世界最大のルブアルハリ砂漠の一部であるアブダビのリワ砂漠で、グランピングをしてきました。
ちなみに前日は、去年と同じくラスアルハイマのキャンプ場に宿泊しました。
リワ砂漠はどこにある?
リワはアブダビの南側に位置していて、農業や油田で有名です。
リワ砂漠は、世界で最も大きい砂漠のルブアルハリ砂漠の一部で、見渡す限りずーっとサラサラの砂の砂漠が続いていました。
サラサラの砂の砂漠(砂砂漠)って意外に少なくて、砂の粒が大きかったり岩が多かったりの、いわゆる礫砂漠がほとんどだそうです。
Liwa Nightsに宿泊
Liwa Nightsに到着
リワには、いくつかグランピング施設や砂漠リゾートがあるのですが、その中でも小規模かつテントに泊まれるLiwa Nightsに宿泊しました。
アブダビの空港から車で2時間くらい、ドバイからだと4時間弱と結構遠いんですが、また泊まりに行きたい!と思えるくらい素敵なところでした。
ヨルダン、ドバイ、ラスラルハイマ、アブダビ…と、色んなグランピング系の施設に泊まってきましたが、ここは圧倒的にセンスが良かったです。
Liwa Nightsの公式ホームページに素敵な写真がたくさん載っています↓
https://www.liwanights.com
Liwa Nightsの客室
客室は、テントです。テント内にはキングベッドが1台のみなので、大人2名もしくは、大人2名+子供1名で1室利用になります。
全部で10室くらいで、こじんまり。静かで良いですね。
入って驚いたのは、テントが思ったより広いこと。側転を3回できるくらい広いです。
茶色と白の調度品でまとめられていて、ベッドや鏡の枠、家具は大体、木製でした。
机の上には、3000冊限定のグランドモスク写真集。
この写真集の読み応えがすごかったです。もうLiwa Nightsに行って、この写真集を読んで欲しいくらいです。
部屋には他に、持ち帰れるポストカードが2枚、センス良すぎの本がいくつか。
テントの外には、チルスペースがあります。
夜は真っ暗になるので電気をつけることもできますが、あえて電気をつけずにここに座ると、満天の星空を眺めることができます。
バスルームはこんな感じです。掃除はしっかりされていました。シャワーのお湯もちゃんと出ます。
アメニティはこんな感じ。ボディクリームも用意されていました。
世界最大の砂漠で、夕陽を眺める
さすが世界最大の砂漠、見渡す限り砂漠です。
夕日が落ちていくのを眺めるため、砂漠を登ります。
砂がサラッサラで足がとられるので、歩くのがとても大変でした。いい運動だった〜。
Liwa Nightsの共有エリア
夕ご飯の時間まで暇なので、Liwa Nightsの中を探検します。
Liwa Nightsに到着してすぐに案内された広間。デーツとアラビックコーヒーいただき放題です。
カードゲームとかも置いてありました。
たき火スペースにハヤブサが…!!(夕食時に触らせてもらいました)
砂漠の民が、水を運ぶのに使っていたもの。動物の形そのままで、なかなか…。
素朴な疑問なのですが、動物の匂いが水に移っちゃうとかないんですかね?
写真の右奥に見えるのは、お土産ショップです。
バーもあったのですが、使われている感じはありませんでした。
Liwa Nightsのお土産屋さん
お土産屋さんに何が売っているのか、見てみます。
自分でペイントできるタイプのツボ、お馴染みのデーツ(リワは農業が盛んなのでリワ産デーツ)、あとは衣類とか香水とか、べらぼうには高くない値段で売っていました。
Liwa Nightsの夕食
さて、夕食の時間です。
最初に、リワで取れた野菜や果物を使ったサラダが運ばれてきて、食べ終わった頃に大麦が入ったレンティルスープっぽいのが運ばれてきました。
あとは、ビュッフェ形式です。ご飯と野菜の煮込み、ほろっほろのチキン(まるまる4匹分いた)。ホームメイドのギー(動物の乳から作られる油)とヨーグルトをかけて、いただきました。
それを食べ終わると、最後にコンデンスミルクキャラメル味みたいな甘さのスイーツが出てきました。見た目、ムースかと思いましたが、トロッとしていました。血糖値爆上げ。
オーナーが、ハヤブサを触らせてくれました。(突然連れてきたw)
2歳の男の子だったかな。1日に1度、小さい鳥を食べるそうです。
くちばしと爪が鋭くてちょっと怖かったですが、羽の触り心地が良いし大人しいしで、可愛かったです。
たき火をボーッと見つめる時間
この日の締めくくりは、たき火です。みんな集まったら周りの電気を消して、灯りは焚き火だけ。空を見上げたら、星がすっごく綺麗でした。もうずっと上を見ていました。
去年泊まったアブダビの砂漠リゾートでも、食事の後はキャンプファイヤーでした。
砂漠民お決まりルーティーンなのでしょうか。
Liwa Nightsの朝ごはん
朝ごはんもビュッフェ形式です。
写真のものに加えて、オムレツも作ってもらいました。
アラビックコーヒー、チャイもあります。
ラクダ&ブランコに乗る
ご飯を食べ終わった人から、ラクダに乗せてもらいます。
人生2度目のラクダライド。太ももの内側が鍛えられます。食後の運動になる。
ラクダさん、ラクダ使いさん、ご苦労様です🙏
ラクダ乗り場のすぐ近くにブランコがあったので、他の宿泊客がラクダに乗るのを眺めながらブランコこぎこぎしました。近くでラクダを観察すると、今まで気づかなかったことに気づけて、面白かったです。
その他、砂漠を車で駆け抜けるアクティビティや、デーツファーム見学も事前予約で可能です。
以上でLiwa Nightsをチェックアウト!
リワの観光地
リワ城塞
リワには史跡がほぼありませんが、少ないうちの1つ、リワ城塞に来ました。
むかーし昔、砦とかたくさん建っていたそうなのですが、もう全てなくなってしまって、この城塞は、その記憶を後世に伝えるために1980年代に作られたものだそうです。
イベントがたまに行われているみたいで、ギラッギラの写真撮影スポットがありました。
LIWA Sign
砂丘の上に立つLIWAサイン。ハリウッドのそれっぽいですね。
近くまで行くツアーもあるようです。砂丘の上なので、地元のプロじゃないと車が砂にハマっちゃいそうですね。
おわりに…砂漠に車がハマった
さてドバイに戻ろう!とリワを走っている途中、夫が突然「あっちの道、ローカルアクセスだって!砂漠走ってみたい!!」と砂漠に突っ込んで行きました。
期待を裏切らず、砂にハマりました。夫がめっちゃ焦っていて面白かったです。
(後輪が片方、アスファルトにのっていたので、私は「大丈夫っしょ」と深刻には考えず、終始爆笑)
「岩と水があれば大丈夫なはず!動画で見たもん!!」と、さながら、「この問題、進研○ミで出たやつだ…!」のように、夫が着実に問題に取り掛かった結果…
無事、脱出。ほんっとうにおかしくて、この旅で1番笑いました。
以上、リワ旅行記&グランピング施設宿泊記でした!
動画も作りましたので是非!砂漠に車がハマった様子もあります(笑)