本記事は、2024年4月上旬にアイスランド旅行をした時の、旅行3日目の旅行記です。5日間の旅行だったので、全5記事になる予定。
アイスランドの西部フィヨルド旅行3日目スタート!
朝8時から海に泳ぎに行くアイスランド人に驚く
アイスランド旅行3日目スタート。
キャンプサイトのすぐ裏がフィヨルドなのですが、朝の8時から50~60代と思われる男女3人が泳ぎに行っていました。
隣の市民プールから水着でこっちまで歩いてきて、そのまま海へ。
この時、気温-2℃なんですよ。強すぎますね。
Thingeyri(シンクエイリ)の町を少し散策してから次の場所へ向かいます。
西部フィヨルドの中でも最も古い町の1つだというシンクエイリは、漁業の中心地として栄えてきたようで、港には船がたくさん停まっていました。
水面が鏡になってる!!
アザラシ、温泉、塩工場、ウィッチクラフト博物館…たくさんの観光スポットを回る
Önundarfjörður Pierで波の音に癒される
Önundarfjörður Pierは周りに何もなくて、ただ桟橋があるだけなのですが、波の音しか聞こえてこないくらい静かだし、周りの景色は神秘的だしで、癒しスポットでした。
桟橋の奥まで歩いて川底を覗くと結構深そうで、底が見えるくらい水が綺麗なのですが、ちょっと引き込まれそうな恐怖も感じました。
Google Mapsのレビューで夏に訪れた人の写真を見ると、全然雰囲気が違う場所になっていてバードウォッチングにも向いているようです。
Ísafjörður(イーサフィヨルズ)のカフェHeimabyggðで朝ごはん
イーサフィヨルズのHeimabyggðというカフェで、朝食タイムです。
写真は、夫が頼んだ朝食セットで1890kr。
私はサーモンブレッドというパンに惜しげもなくスモークサーモンが乗せられたもの選びました。値段は2990kr。
1krが日本円で1.09円と、大体1円なので計算が楽なのですが、やっぱり日本人からすると物価は高く感じますね。
コーヒー類は、アメリカーノが690kr、カフェラテが790krというような値段でした。
魚屋さん(Fiskbúð Sjávarfangs)で夕飯用のサーモンを購入
港のすぐ近くにある魚屋さん、Fiskbúð Sjávarfangsに来ました。
ここで夕飯用のサーモンを買います。
生の魚の他にも、ハルズフィスクルというタラの干物も売っていました。
お店の片隅には、11年物の干物。
店主さんが干物の作り方を教えてくれた流れで、「そこの干物はもう11年くらいそこにぶら下がってるんだよ(笑)」と紹介してくれました。
街を出る寸前くらいで、スッカスカの建物を発見。作りかけの建物かなと思いきや、ハルズフィスクルを干しています。
近くまで寄ってみたら、あたりには美味しそうな干物の匂いが漂っていました。
Seal lookoutでアザラシを眺める
次に訪れたのは、アザラシをたくさん見られるスポットとして有名なSeal Lookout。
20頭くらいはいたと思います。
実は、西部フィヨルドに入ってから何度かアザラシを見ていたのですが、1か所につき1~3頭くらいだったので、一気にこんなにたくさん見られるとは思っても見ませんでした。
無料温泉のHörgshlíðarlaugに浸かる
先日、足湯はしましたが、今回の温泉Hörgshlíðarlaugではしっかり浸かります。
温泉には小屋が併設されているので、そこで水着に着替えて、いざ入浴。
ちょっと熱めですが、温泉好きの日本人にはちょうど良い熱さだと思います。
もうちょっと暖かい時期であれば、目の前の川でクールダウンとかもできたのかも。
ちなみに、温泉の中には藻が生えています。どこの温泉に行っても、プール型の温泉には絶対に藻が生えています。
この温泉は掃除したばかりのようでマシですが、場所によっては海の中のワカメくらい藻が漂っています。
こちらの温泉は無料。募金箱が設置されているので、そちらにお気持ちの金額を入れる感じです。
Saltverkで塩工場見学&アイスランド産の塩を購入
次にやってきたのは、Saltverkという塩工場です。
ふらっと立ち寄ってもカジュアルに工場見学させてくれるような、フレンドリーなスタッフさんたち。
ちなみに、工場見学は無料です。
塩は工場から直接買うと各1000krでしたが、旅の途中で訪れた小売店では1800krくらい、空港の免税店では1500krくらいで売っていました。
この工場では、18世紀から変わらない製法で塩を作っています。
アイスランドの海水と地熱を利用して塩を作っていきます。機械は使わず、人の手のみです。
サステナブルってやつですね。
日本も含めた他の国だと、お日様の力を借りて塩を作ると思うので、地熱で塩を作ってるのはアイスランドくらいなんじゃないでしょうか。
(と思いきや、ちょっとググってみたら青ヶ島でも地熱で塩を作っているみたいです。気になる。見に行ってみたい!)
特級呪物だらけの魔術博物館、Museum of Icelandic Sorcery and Witchcraft
Museum of Icelandic Sorcery and Witchcraftに来ました。入場料は1300krです。
博物館自体は小さいのですが、特級呪物モリモリなので、館内の写真は一応控えておきます。
館内はほとんどアイスランド語で特級呪物について説明されているので、受付でお金を払った際に、各展示品について説明されている書類を貸してくれました。
確か、中国語と韓国語はあったのですが、残念ながら日本語は無かったんですよね。なので、英語のものを借りました。
上記はお土産屋さんに置かれていたポストカード。
おまじないが書かれた紙や木片などはまだ見た目的に大丈夫ですが、このポストカードにあるような、人の肋骨を羊毛で包んで育てるとか、死んだ男の人の下半身の皮を剥いで作られたズボンとかが実際に展示されていました。やべぇです。
アイスランドでも魔女狩りがあったようなのですが、魔女…女性ではなく男性が多く火炙りに処されていたみたいです。
火炙りの刑になった人たちの名前と理由が書かれたものがあったのですが、魔術が書かれた紙が家から発見されたとか、酷いものではお金持ちのこじつけで火炙りにされたような人がいてなかなかキツかったです。
魔女狩りとか魔女裁判とかいうくらいだから、ヨーロッパでは女性が火炙りにされるのがほとんどだったみたいですが、アイスランドで処されたのはほとんど男性でした。
ちなみに、話変わりますが、この博物館にはレストランも併設されていて、アイスランドの名物料理であるフィッシュスープもメニューにあるようです。
スーパーで追加の買い出し
追加の買い出しで、ヨーグルトと甘味を買いに来ました。
そこで見つけたのはハウカットル!強烈な匂いで有名なアイスランドの伝統料理。
サメの肉を干して発酵させたものです。
これ試してみたかったんですけど!勇気がありませんでした…絶対全部食べれないですし。
値札に9998krとありますが1kgあたりの値段なので、実際は1/5くらいの値段じゃないでしょうか。
キャンプサイト、Hveravíkに宿泊
3日目のキャンプサイトは、Hveravík(おすすめ)
今回泊まったキャンプサイトの中でダントツで良かったHveravík。
中国駐在経験のあるオーナーさん、私たちが日本人だと気付く!
オーナーさんはすごい親切で、洗濯機使う?とか、たぶん今日は他に誰も来ないし寒いから共用エリア内で寝ても良いからね!とか言ってくださって、お言葉に甘えてこの上の写真のソファのとこで寝ました。
キッチンもシャワーも完備。こんなキッチン欲しいなぁ。
室内は西陽が当たって暑いくらい。日が暮れても床暖のおかげか、ぬくぬくでした。
朝買ったサーモンをこの日の夕食に。
夕食係は夫だったのですが、いくら食材が良いといえど、天才かと思いました。
付け合わせまで最高に美味しい。
オーロラが見えるかもしれない日だったので、夜中に何度か頑張って起きて様子をみたのですが結局見られず。
でも星空はものすごく綺麗でした。
アイスランド旅行3日目終了!