サウジアラビア

【サウジアラビア】交通手段&知ってたら地味に役立ちそうな事まとめ【海外旅行】

サウジアラビアのリヤドに引っ越してきて1年半になりました、やまもとです。

まだまだペーペーで知らないことだらけですが、今まで経験してきた中で、「もし自分がサウジアラビアに旅行者として来たら、最初にこれ知ってたら楽かも?」ということをまとめました。

移動方法について

配車アプリ(Uber/Careemなど)

要約

UberとCareemが主に使われていて、使い分けるのがベスト。使い分けが面倒であれば、どちらでも。

主に使われているのは、UberとCareem

サウジアラビアは車社会なので、旅行者は配車アプリの利用が必須になってきます。配車アプリはいくつかありますが、主に使われているのはUberとCareem。
(ちなみに我が夫はBoltを頻繁に使っています。私はUber派。)

時間帯によっては乗車料金がいつもより高くなるのですが、Uberでは高くなってるのにCareemはまだ高くなってないとか、またその逆とかもあるので、UberとCareem両方で乗車料金を見比べながら使うのが良いかなと思います。

違いはほぼ無いのですが、私の経験からいうと、Uberの運転手・車が一番まともです。

ちなみに、アプリ上でカード払いを選択していても「現金払いか?」と聞いてきて、現金払いではない場合はキャンセルを求めてくる人もいます。
(ちなみに、配車が決定した時点で支払い方法は変更できません。)

また、緑色のタクシーがよく街中を走っていますが、アラビア語オンリーの運ちゃんに当たる可能性が非常に高いです。こういう状況を楽しみたいとかでない限り、UberまたはCareemの利用をおすすめします。

リヤドバス

要約

リヤドの公共バス。バス停の場所と直近の到着時間はリヤドバスアプリで確認できる。渋滞時以外はほぼ時間通りに運行。専用のカードでなくても、タッチ決済可能なVisaカードでも支払い可能。
リヤドバス公式サイト

リヤドバスアプリ

アプリストアで「riyadh bus」と検索するとリヤドバスのアプリが出てきます。
このアプリでは、バス停の場所や路線、直近2本の運行時間、今どこにバスがいるのかを見ることができます。

リヤドバスアプリはサービス開始以降、どんどん新しい機能が追加されて、ユーザーインターフェースもより分かりやすくなっていっています。

支払い方法

タッチ決済可能なクレジット/デビットカードで支払うのが一番便利です。
支払い方法は下記の3通り。

  1. リヤドバスの専用カード(購入できる駅が限られている)
  2. リヤドバスアプリで発行できるQRコード(クレジット決済、現在は停止中?)
  3. タッチ決済可能なクレジットカードまたはデビットカード(VISA/Master/Mada)

混む時間帯と座席

外国人労働者が南の方に住んでいるので、午前9時〜11時くらいは南から北へ向かうバスが混みます。
午後は3時くらいから混み始めて、7時か8時くらいまで混んでます。
この時間帯は道路も混みます。謎に空いてる時もありますが。

座席は、前の方が女性・優先席になっていて、真ん中は家族、後ろは男性というように、暗黙の了解で座る場所が分かれています。女性と男性は隣同士にならないように座ります。

リヤドメトロ

まだ開通していない

2023年サービス開始予定でしたが、2024年2月現在、まだ開通していません。
試運転していたり、各駅の工事の囲いが少しずつ外れているなど、進捗はあるようです。

開通次第、追記します。

SAPTCO(地方への長距離バス)

安く地方移動するならバス

サウジアラビアの西側の都市、例えばダンマームやアルハサ(アハサー)に行くのであれば、SAPTCOのバスで移動が可能です。
ちなみに国際線もあり、ドバイやシャルジャに行くこともできます。前までバーレーン行きもあったと思うのですが、2024年2月現在、検索に表示されなくなってしまいました。2024年3月、バーレーンも表示されることを確認。

昨年、SAPTCOの長距離バスでアルコバールに行った時の記事です↓

実はSAPTCO以外にもあるバス会社

私も最近知ったのですが、SAPTCO以外にも長距離バス会社があって、北西側をカバーしているようです。バス会社は以下の通り。

Northwest Bus
SAT

※私は上記2社を利用したことがないので、本当に運行しているのかは不明です。

SAR(サウジアラビア鉄道)

SAR(サウジアラビア鉄道)の路線

リヤド-ダンマーム間、リヤド-クライヤート(ヨルダン国境近くの都市)間、メディナ-ジェッダ-メッカ間の路線があります。

SARでのチケット購入方法について↓

SARを使ってダンマームへ日帰り旅行した時のブログ↓

2025年に豪華列車開通予定

サウジアラビアに中東初の豪華列車ができるそうです。
下記リンク、Forbesの公式サイトに飛びます。
サウジに中東初の豪華列車「砂漠の夢」号 25年運行へ

サウジアラビアのLCC

リヤド拠点のFlynasと、ジェッダ拠点のFlyadeal

サウジアラビアの航空会社といえばサウディアですが、他にもLCCが2社あります。
国内線や近隣諸国に行く際に、移動方法の選択肢の1つになりますので、知っておいて損はないかと!
Flynas
Flyadeal

トイレについて

トイレは無料

国によってトイレが有料なところもありますが、サウジアラビアはどこでもトイレ無料です。

トイレットペーパー問題

流せるか流せないかはトイレによって違います。古い建物でなければ、トイレットペーパーは流して大丈夫だと思います。(不安であれば、トイレの中のゴミ箱を確認してみるという手もある)

[小声]すっごいどうでも良いですが、最近、「トイレットペーパーを一気にたくさん流さないで」とうちのアパートの全居住者宛にメールが来ました…このメールが来るまで、流して良いのか確信が持てませんでしたが、一気に流してはいけないだけで、流して良いとわかったメールでした。サウジアラビアに来た時点で、トイレットペーパー流せるよと教えてもらってはいたのですが。

あと、この国の人は、トイレットペーパーを使わずにトイレ横にあるシャワーで流す人が多いみたいで、トイレットペーパーが用意されていない場合もあるので、ティッシュは常に持参したほうが安心です。

モスクとガソリンスタンドにもトイレがある

「もう漏れそうなのにトイレがありそうな建物が近くにない…!!」となった時は、モスクを探しましょう。トイレが併設されているモスクが結構あります。トイレットペーパーは持っていきましょう。

モスクの他には、ガソリンスタンドにもトイレがあります。

洋式と和式っぽいのがある

トイレに入ると、大体洋式なのですが、1〜2か所だけ和式の場合があります。

[小声]ちなみに、男性トイレは小便器がありますがそちらは使われず、みんな個室に入るそうです。(夫曰く)

支払い方法について

現金なくても生きていけるカード社会

サウジアラビアに住んで1年半、色んなところに旅行したりもしていますが、現金しか使えないというところに遭遇した事がありません。スークとか現金払いのみかな?と思うかもしれませんが、政府が推し進めているのか、どこでもカード払いできちゃいます。

現金がどうにも必要になった時は、デビットカードやクレジットカードでATMから現金を引き出せます。(カードとATMによるので各自ご確認ください)

アメックスはほぼ使えずVISA&Mada最強

サウジアラビアでは、VISAとMasterが大体のところで使用可能です。
あとは、Madaというサウジアラビアのカード決済ブランド。(日本でいうJCBみたいなの)
カード決済はMadaのみというところもあります。

Amexは使えるところもありますが、少ないですし、決済時にエラーが起きやすくて複数回タッチして二重請求…ということもあるので、Visa持ってるならVisa使うのが煩わしくなくて良いです。

服装について

男性の服装

旅行者は、そんなに気にすることはないと思います。

少し前までは半袖半ズボンは良くないという情報でしたが、街中を見ているとサウジ人でもジム帰りとか運動中とかで半袖半ズボンの人がいます。

流石に、短すぎるズボンとタンクトップみたいなの(某きんに君みたいなマッチョな格好)は止めるべきですが、暑いですし、長ズボン半袖くらいが良いのではないかと。

女性の服装

外国人観光客は、アバヤやニカブを着用しなくて良いです。

最低限気にするべきなのは、肌の露出と、ピッタリとした服を着ないことです。
スパッツとかタイトなジーンズにボディをねじ込ませる場合は、アバヤを着ましょう。要は、体のラインがわかりにくければ良いです。
あとは、街行く女子を観察してると首筋を見せるような髪型はみんなしていないです。ベリーショート女子がたまにいるくらい。

[小声]ちなみに私は外出時、アバヤを常時着用しています。周りがみんなアバヤ・ニカブ女子なので、郷に入っては郷に従えで。あと、海外住みのイスラム教徒から、着用義務がなくてもアバヤは着るべきと言われたので、配慮も含め。

言語について

サウジアラビア人で英語が流暢な人は少ない

使いそうなアラビア語は少し覚えていくといいです。
サウジアラビア人はコミュ力が高いので、言葉が通じなくてもなんか通じちゃうこともあるかもしれません。

サービス系の仕事(カフェ店員や携帯キャリア・その他お店の受付)以外で、旅行中に出会う範疇では英語が堪能なサウジアラビア人は少ないです。Uberの運転手は人によりますが、本当に少しも話せない人もいます。

ちなみに、英語圏に留学していたサウジアラビア人が結構います。(そしてエンジニア率が高い)
あとはアニメのおかげで簡単な日本語がわかる人もいます。

カフェやレストランはスタッフが大体外国人なので英語

外国人客が多いエリアにあるレストランやカフェは、スタッフがフィリピン人の事が多いです。ということで、英語が通じやすいです。

ちなみにですが、カフェは英語が通じやすいですが、お茶屋さんはメニュー自体アラビア語の用意しかなかったり、スタッフがアラブ圏からきてる外国人だったりして英語が通じない時があります。

リヤドの空港、キング・ハーリド国際空港について

ターミナルが5つある

リヤドにあるキング・ハーリド国際空港は、ターミナルが5つあります。

ターミナル2と3は国際線、ターミナル4はサウディアの国際線、ターミナル5は国内線です。
ターミナル1についての情報は不明です。
※変更があるかもしれないので、ご自身の予約情報をご確認ください。

ターミナル情報のソース(キング・ハーリド国際空港の公式サイト)

タクシー勧誘から逃れるには、真っ直ぐUber/Careem乗り場へ

サウジアラビアに入国し、軽い荷物検査を終えたら、次はタクシーの勧誘が待っています。
数メートル歩くたびに勧誘を受ける感じなので鬱陶しいですが、Noと言えばすぐに引いてくれます。

空港内にいるとずっと勧誘され続けるので、そんな時は外に出て、Uber/Careem乗り場に向かいましょう。

治安について

リヤドは治安が良い

スマホやPCを席に置いたまま離席しても、何も盗まれないくらいには治安が良いです。(とは言っても万が一があるかもしれないので、十分に気をつけてください。)

痴漢とかも無いです。なんなら、男の人は女の人に絶対にぶつからないように歩いている気がします。

ただ、私個人の経験としては、知らない人が車から話しかけてきて、乗せようとしてくるという事が2回ありました。知らない人にはついていかない!!
※過去に、サウジアラビアの日本大使館から、「旅行者が知らない人の車に乗ってトラブルに遭ったので気をつけてください」といったお知らせが来た事があります。

夜間の1人歩きについて

リヤドの大通りでは、女性が1人で散歩しているのをよく見かけます。夜行性の人が多いので、夜間も人が多いです。なので、特に問題はないと思います。

あくまでもリヤドの大通りの話ですので、裏路地や地方については安全か分かりません。気をつけるに越したことはないです。

お祈り中に気をつけること

1日5回、イスラム教の人たちはお祈りをします。

聖地の方を向いてお祈りをしますが、お祈りをしている人の前を横切ってはいけません。
お祈りをしている人を見たら、静かに邪魔をしないように行動しましょう。

洗濯について

旅行中に地味に困るのが洗濯だと思いますが、サウジアラビアには日本のコインランドリーみたいな施設がありません。

お金を気にしないのであれば、ホテルのランドリーサービスを利用したり、近所に洗濯屋さんがあるかどうか探してみてください。
洗濯屋さんは、1着あたりの値段設定になっているので結構高くなります。
(東南アジアのようにkgあたりだったら良いのに。)

節約するのであれば、手洗いになります。

あまりにも洗濯物が多い場合は、洗濯屋さんに行って洗濯だけしてもらって、ホテルで乾かすという方法もあります。でもこれは洗濯屋さんとの交渉が必要です。普段提供していないサービスなので…。

以上です。また何か思いついたら追記していきます!

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