2023年末から2024年初めにかけて、リヤドからジェッダまで、南の方の都市(ワディ・アド・ダワシル、ファイフファ、ジーザーン、アブハー、バーハ)を経由しながらロードトリップしました。
本記事はロードトリップで3か所目に訪れたジーザーンの旅行記です。
ジーザーンについて
イエメンとの国境がある港町、ジーザーン州。紅海に面しています。
実は、前日に訪れたファイファやWadi Lajabもジザーン州に属しているので、海だけでなく渓谷や山脈など、豊かな自然を売りにしている地域です。
地形を生かしたコーヒー作りが盛んでもあります。
観光スポット
Lake of Jazan Dam
Lake of Jazan Damは、ファイファからジーザーンの街中へ向かう途中にある大きな湖です。温泉が湧いていると書いてありましたが、どこで湧いているのかよくわからず…
Adosareyah Castle
水平線、港、ジーザーンの街を見渡せるように、丘の上に建てられたAdosareyah Castle。
サウジアラビア観光庁の公式サイトによると、1933年に軍事目的で作られ、上層階には展望室、壁には展望窓や射撃のための開口部などがある…と記載がありますが、中に入ることはできなかったので間近で見ることはできませんでした。
風向きとか陽のさす向きまで計算して、部屋が作られたそうです。かなり凝っています。
Heritage Village
今回は時間が合わずに入ることができませんでしたが(行ったらまだ営業時間前だった)、Heritage Villageという、アブハーにあるRijal Almaa Museumの小さい版みたいな観光スポットもあります。
マングローブ林と灯台
Heritage Villageのすぐ近くに灯台があるのですが、その灯台へと伸びる道にマングローブ林がありました。アブダビとかダンマームにあるのと同じような、グレイマングローブという種類のマングローブっぽかったです。
Wadi Bish Al-Fatiha
Wadi Bish Al-Fatihaは水量の多い川で、ローカル民の憩いの場所です。泳いでる家族もいました。
リヤドには緑が生い茂って水量のある川なんて無いので、ちょっと日本っぽいなとも思ったり。
川の向こう岸では牛が草をはんでいました。
海沿いのNovotelに宿泊
海のないリヤドから来てるし、年越し宿泊だしってことで、海沿いのNovotelに宿泊。もちろんシービューの部屋にしました。
眺めは最高、コンパクトな部屋ですが掃除が行き届いていて綺麗なホテルでした。
ブランチはアラブ式の朝ごはんプレート
Falaqというブランチ専門店で、中東料理ブランチを食べました。
最近このプレート頼むのにハマっています。
お店によって個性が出るし、色々食べられて楽しいし、甘いも塩っぱいも乗ってて最高です。
夕食はシーフード料理
せっかく海沿いに来たんだからシーフードを食べようということで、ホテルから3分くらい歩いたところにあるHappy times Fish Restaurantで夕食をとりました。
ケースには魚がたくさん並んでいたのですが、私たちが選んだのはグリルシュリンプ(500g)。あとはシーフードスープ。
やっぱりグリルエビは美味しい。多いかなと思いましたが、見事に平らげました。
朝ごはんは人気カフェで
アブハーに向かう日に、軽く朝食をと寄ったCOVE Specialty Coffee。めちゃめちゃオシャレな店内でした。猫の親子がまったりしてたりで癒される。
ここのカフェで人生初のイエメン産コーヒーを飲みました(V60の方)。アラビックコーヒー用としてイエメン産コーヒー豆が売られているのはよく見るのですが、普通のドリップコーヒーでは初めて口にしました。
中煎りの酸っぱすぎない飲みやすいコーヒーでした。
旅のお供にドーナツを購入
そのすぐ隣にある8 DONUTSで、旅のお供にとドーナツを3つ買いました。
右端のドーナツは何味だと思いますか?
…
…
…
正解は、クナーファ味です。中東で人気のスイーツ。
サウジアラビアのドーナツ屋さんでは、クナーファ味とかデーツ味とかのドーナツが売ってたりします。
言わずもがな、美味しいです。
まとめ
海なし都市のリヤドに住んでいる私たちにとって、久しぶりの海はかなり気分転換になりました。
夕方になると、アラブ系の家族が海沿いの道に絨毯を敷いてくつろいでいました。こういうの良いですよね。綺麗なレストランとかネオンが光る娯楽施設ではなく、家族みんなで夕陽が沈んでいくのを静かに眺めて同じ時間を過ごすっていうの。
以上、ジーザーン編は終了です。次は、サウジアラビアの山間部を旅行するなら一番オススメの都市、アブハーです。
もしお時間ありましたら、動画も作りましたので是非↓