一時帰国の時に毎回悩むこと…それはサウジアラビア土産として何を買うか。
デーツとかデーツ入りクッキーを好む知り合いが非常に少なく、結局毎回、Patchiのチョコレートを買って帰っていました。
Patchiはレバノン発のチョコレート屋さんなんですけどね。
でもそれも前回の一時帰国で終わりです。
何故なら、とっても良い感じのチョコレート屋さん、WAW CHOCOLATEを見つけたから!
Bean to Barかつ、サウジアラビアの地方の特産品を使ったチョコレートを販売していて、パッケージも民族衣装をイメージしたものになっているので、サウジ土産に持ってこい。
しばらくはオンラインショップとIDMI Coffeeでの販売のみだったようですが、2025年春頃に実店舗がオープンしていたので行ってきました。
WAW CHOCOLATEの店内
リヤドにできたWAW CHOCOLATEへ!

私がこのチョコレート屋さんを知ったきっかけは、お気に入りのカフェであるIDMI CoffeeでWAW CHOCOLATEの板チョコが売っていたからでした。
実店舗に行きたいな〜と思っていたのですが、その時はまだ実店舗は無く、オンラインショップとIDMI Coffeeのみでの販売。
それが、2025年の春頃に実店舗がオープン。待ってましたぁ〜!!

スタッフさんに「当店のチョコレートについて説明しましょうか?」と言ってもらえたので、説明をお願いしました。
とその前に、この記事ではお店の内装から…

この試食用チョコレートが乗っている机、実は元々ドアだそうです。
ディルイーヤの遺跡や、リヤドのアルマスマク城塞でもよく見かける、木彫りのドア。
埃をかぶっていたドアを綺麗にして、机にリメイクしてこの状態になっているそうです。

さらに他にもカラフルなドアや、木彫りの柱など、サウジの地方都市であるアブハーから持ってきたものだとスタッフさんが教えてくれました。
(スタッフさんのご家族が文化遺産保護の仕事をしていて、そのツテで手に入れたとのこと。)

ドアの形のチョコレート入れ。
これに入れて買えるのかな?と思っていたのですが、これはイベント用に特別に作ったもので、売っていないものでした。
とあるイベントの時に、小さめのチョコレートを入れていたものだそうです。

そして、1943年のビンテージ雑誌。アメリカの雑誌です。
当時のサウジアラビア国王、アブドゥルアズィーズ・イブン・サウードさんが表紙。
WAW CHOCOLATEの商品ラインナップ
商品は2つのラインに分かれていて、シンプルな板チョコはパッケージがビシュト(お祝い事とか大切な行事でサウジ男性が身につける服)、フレーバー付きチョコのパッケージは、地方の女性の伝統服柄になっています。
シンプルな板チョコ(ビシュト柄)のラインナップ

ビシュトの方は、フレーバー無しの75%(フィリピン産カカオ)、55%(ドミニカ産カカオ)、42%(グアテマラ産カカオ)のもの、あとはカルダモンフレーバーのキャラメルホワイトチョコや、マスティックとココナッツフレーバーのホワイトチョコレートがあります。
ホワイトチョコレートはカカオが入っていないイメージだったのですが、WAW CHOCOLATEのホワイトチョコレートは36%カカオでした。
各37リヤル。上記5種類の板チョコが入った箱は185リヤル。
フレーバー付き板チョコ(地方民族衣装柄)のラインナップ
フレーバー付きの板チョコのラインナップは下記の通り。
各39リヤル。5種類の板チョコが入った箱は、195リヤル。

・75%ダークチョコレート Kholani Bean (写真左)
サウジアラビア南部、ジザーン産のコーヒー豆を使ったダークチョコレート。
パッケージはジザーンの女性用民族衣装、”Sadara”というドレス。
・55%ミルクチョコレート Samh & AlJauf Dates (写真右)
サウジアラビア北部、ジャウフ産のSamhという植物とデーツが入ったミルクチョコレート。ギーも入っています。
パッケージはサウジアラビア北部の女性用民族衣装、”Al-Marwaden”。

・55%ミルクチョコレート Whole Wheat Fateet (写真左)
サウジアラビア中部、ナジュド(リヤドがあるエリア)の冬をイメージしたフレーバー。
キャラメル、全粒粉、カルダモンが入ったミルクチョコレートです。
パッケージは金色の刺繍が美しいナジュドの女性用民族衣装、”Zari”。
・42%ミルクチョコレート Honey & Sesame (写真右)
サウジアラビア南部のアシール州(ジザーンの北にある州で特にアブハーという都市が有名)をイメージしたフレーバー。ゴマと蜂蜜入りです。
アシールの女性用民族衣装、”Mjanb”をイメージしたパッケージ。

・42%ミルクチョコレート Caramelized Taif Almond
サウジアラビア西部、ターイフ産アーモンドが入ったミルクチョコレート。
“mubaqqar”というサウジアラビア西部の女性用民族衣装をイメージしたパッケージ。
チョコレートの柄まで可愛い

チョコレートの柄、アラビア語でWAWって書いあるそうです。
(ちなみに写真のチョコレートは、ビシュト柄パッケージに入ってるキャラメルホワイトチョコレート)

お店のロゴは、カカオ豆の断面をイメージしたものだそうです。アラビア語のWで、カカオ豆の断面が表現されています。ロゴデザイン天才か?
ホットチョコレートも!

ホットチョコレートもあるということで、注文したのですが、ここでサウジあるある…ご厚意で無料でいただいてしまいました🙏
他のチョコレート屋さんのホットチョコレートに比べて、もったりしてなくて飲みやすいです。トロッとしてないからって濃厚じゃない訳ではなくて、カカオの香りが鼻に抜けて、爽やかなホットチョコレートでした。めっちゃ好み。
まとめ

今回は、フレーバー付き板チョコ5種類が入った箱(195リヤル)と、カルダモン風味のキャラメルホワイトチョコ(37リヤル)を単品購入しました。
フレーバー付きは賞味期限6か月、ビシュト柄のは賞味期限1年とのことですが、私にかかればもって3か月ですかね。
(これ書いてる間にも、板チョコ半分も食べてしまった…ここの板チョコ好きすぎる。)
デザインからも材料からも、サウジアラビアを感じられて、結構良いお土産候補ではないでしょうか?
以上、「現地の特産品を使ったチョコレートを買えるWAW CHOCOLATEに行ってきた」でした!