ヨルダン

【ヨルダン】ペトラ遺跡観光!バスで行ってきた【ワディムーサ】

ヨルダンで外食しすぎると破産するよ、やまもとです。

ジョージアのカズベギツアーに参加したとき、「ペトラは絶対行かなきゃダメだよ!!!」って他のツアー参加者に言われたので行ってきました。

ハイキングしてたらクロアチアに友達ができたり、ベドウィンキャンプ風の宿泊所に泊まったりしたので、その時の記録です。

感想:乾燥ヤバイ(語彙力)

【ヨルダン】ペトラ遺跡にバスで行ってきた【ワディムーサ】

早朝からアブダリモール近くのJETT BUSオフィスへ。
ペトラへ行くバスを待ちます。
(7th サークルのJETT BUSオフィスからも乗車できます。)

ちなみにJETT BUSというのはヨルダンの高速バス会社で、地方へ観光に行きたい人はこの会社を使いましょう(ステマではありません)
JETT BUSオンライン予約サイト

バスが来たら係りの人に、予約時に取得したバーコードを読み取ってもらい、乗車します。

ペトラに行くバスは、日本の観光バスくらい大きなバスでした。
乗り心地は若干椅子が硬めかなーってくらいで、綺麗な車内です。

途中で1度だけ休憩をはさんで、4時間ほどでペトラ遺跡のあるワディムーサに到着。
私はほとんど寝ていたので起きたらいつの間にか、あたり一面が岩と砂と土色の草だけという景色になっていました。

My Mom’s Recipe Restaurantで早めの昼食

ペトラ遺跡内に入ると、飲食店が少ない上に衛生状態が不安だったので、街中で先に早めの昼食をとりました。

Googleマップの口コミを参考にして、ペトラのメインエントランスから歩いて5分くらいのところにあるMy Mom’s Recipe Restaurantに決めました。

移民の多いヨルダンあるあるなのですが、ここで食べられるのはヨルダン料理ではありません。
レバノン料理です。だがしかし、アラブ飯に変わりはないので良いのです。

やる気のないスタッフには自分から話しかけていきましょう。
(全然来ないから厨房まで入っていく日本人観光客)
きっとディナーの時間になったらテキパキ働くスタッフに生まれ変わるんだと思います。
この国の人々は、昼間は行動力が低めです。

料理が来るまで街の景色を楽しみます。
さすが観光地。首都のアンマンより道が綺麗に整備されている。
そして路駐は当たり前。

料理到着。
レバノン料理屋さんで頼む前菜は決まっていて、今回も例に漏れず同じものを頼みました。
写真左上がTabbouleh( パセリのみじん切りにトマトが少し入ったレモン味のサラダ)、写真左下がMutabal(ごまペーストと素焼きナスペーストを混ぜた、フムスに似ているディップ)です。
ちなみに、フムスはひよこ豆のペースト、タヒニがゴマのペーストで、ムタベルはタヒニ+ナスペーストです…いつか何かの参考になりますように。

ニヤニヤした店員がこちらに向かってくる…
店員「準備はいいかー!?」
日本人夫婦「イェーー!!!」

メインのグリルミックスが登場。
山盛りフライドポテトの下には香ばしく焼かれたラム肉、牛肉、鶏肉が埋まっています。

夫が大興奮していました。私には大興奮の意味がわからず。
夫よ、山盛りポテトと金の器に騙されてはいないか。

中東エリアに異動して3カ月、ここでの食事が一番美味しかったと夫が言っていました。
確かにコスパ良かったと思います。

いよいよペトラ遺跡に入場!

ペトラ遺跡の入場料は、1日券が50JD、2日券が55JDということで、2日券を購入。
ペトラ遺跡をくまなく回りたい人は3~4日かけるそうですが、我が家は社畜の大黒柱がいるので1泊2日で帰らなければなりません。

入場ゲートを通り、ふかふかの砂地をひたすら歩きます。
ここを歩いて通りたくない人にオススメの交通手段、馬。
下の写真左側にチラッと写ってますが、馬に乗って移動できるんです。途中までですけど。
ペトラ内では主に3種類の動物たちが人間の交通手段として働いてくれています。
馬、ロバ、ラクダです。
ベドウィン(砂漠の民)的な人が手綱を引いて動物をコントロールしてくれるので、ラクダに乗ったことがない人でも安心です。
お高めの値段設定の割に、動物たちに十分なベネフィットが与えられているのか謎だったので、私は使用しませんでした。

フカフカの砂の歩道が硬めの岩の歩道に変わると、シークと呼ばれる峡谷に到着します。
生まれて初めて岩だけの大自然を味わった感動よ…

だがしかし、感動に浸り続けられないのが、このシークエリア。
どこからともなく響く、パカラッパカラッ(稗田八宝斎)。
そう、人間どもを運んでくださる馬様が疾走してくるのです。
ヨダレを垂れ流し、走りながら糞をする器用さ。
石畳の上を疾走するので、たまに足を滑らせつつも持ちこたえています。
足を滑らせる瞬間を見るたびに、転んで怪我しないかヒヤヒヤしました。

長い長い峡谷を抜け、やっと宝物殿へ到着。

感動しつつも、次の目的地へ向かいます。

長居しなかった理由は、臭いです。
様々な動物たちが糞を撒き散らしている上に、周りが囲まれているので臭いがこもるのです。

…って、こう書くと、撒き散らされた糞が歩道に散乱しているように聞こえますが、糞を掃除してくれる係りの人がエリアごとに配置されているので、撒き散らされっぱなしではないです。
奈良公園のお店の人たちみたいに、糞をササーッと片付けてくれます。

さらに歩くと視界が開けて、かつての住居区が見えてきます。
夏は涼しく、冬は暖かそうだなーとか思いつつ、近くまで行く気力がすでにありません。
慢性的な運動不足なのです。

ここもサラッと通り過ぎ、次の目的地である円形劇場を遠くから眺めます。
アンマンのローマ劇場で、尋常じゃない太ももの筋肉痛を味わったので、階段多めの劇場には近寄りません。

すでに1時間半近く舗装されていない道を歩いているので、普段マシンガントークの私の口数がゼロになりました。

それでも、昔々マーケットが栄えていた列柱通りを見たかったので、もう少し頑張って歩きます。
横目に王家の墓を見ながら、ただただ前に進みます。

列柱通りに到着…「ここで昔の人が物を売買してたんだなー」と感動しながら歩きました。

列柱通りを通り過ぎ、カスル・アル・ビントに到着。
ロバさんたちも休憩しています。

ペトラ1日目はこれで終了です。

え?ペトラ一番の見どころ、修道院にまだ行ってないじゃん?

メインエントランスからカスル・アル・ビントまで徒歩2時間ほど歩き続け、疲れすぎていたので折り返して帰りました。

有名な修道院は、2日目にバックエントランスから行きました。
メインエントランスから修道院までは2時間半~3時間かかるうえ、1000段近い階段を登らないといけないのですが、バックエントランスから行けば1時間半で修道院に着きます。
そして帰りは、1000段近い階段を降りて帰ることができます。

壮大な景色を眺めながらのハイキングができる、バックエントランスから修道院までの道のりは、また別記事にします。

(クロアチアに友達ができるのも、ベドウィンキャンプ風の宿泊所に泊まったのも、この記事の後の話…)

以上!

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